平成30年経済学・経済政策

CIとDI(Composit Index, Diffusion Index)

コンポジット・インデックスとは、構成する指標の動きを合成することで景気変動の大きさを定量的に測定するもの。5年おきに基準年が決められ、そことの量感を比較して、景気の拡張局面なのか後退局面なのかを判断する指標

ディフージョンインデックスとは、改善している指標の割合を算出することで景気の書く経済部門への波及の度合いを測定するもの。指標の変動が50%上昇したものが全体の何パーセントかを見るような指標。

指標には、先行指数、一致指数、遅行指数がある。

https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di3.html

物価指数

実質GDPと名目GDP

名目値とは、実際に市場で取引されている価格に基づいて推計された値で、実質値は、ある参照年からの物価の上昇と下落分を取り除いた値。

名目GDP÷実質GDP=GDPデフレーター

GDPデフレーターが1以上となればインフレ、1未満となればデフレとなる。

https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2016/2016_18.html

パーシェ型

現在の財の数量をウェイトとして使用した価格指数のこと。代表的なものは、GDPデフレーター。下のラスパイレス指数と同様に、価格(物価)がどれだけ変化したかを定量的に評価する価格指数

ラスパイレス型

基準の財の数量をウェイトとして使用した価格指数のこと。

https://bellcurve.jp/statistics/course/18454.html

財政支出

これが大枠の捉え方。

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/kakuhou/gaiyou/pdf/point_20191209.pdf

移転支出

一方的な購買力の移転のための支出のこと。政府が個人に対して行う生活保護や、企業に対する補助金など。政府最終消費支出に含まれる。

https://kotobank.jp/word/%E7%A7%BB%E8%BB%A2%E6%94%AF%E5%87%BA-31636

公的固定資本形成

政府が行う社会資本整備などの投資。政府が作る道路やダム、公団・公社が行う設備投資や住宅投資。

wikipediaより

財政投融資

資本主義経済では、市場メカニズムに完全に委ねてしまうと、資源が行き渡らないところ、人が存在してしまう。そのために、金融市場等の資金を借りて、資金の返済を前提とした国民の経済活動に対する資金サポートをすること。

https://www.mof.go.jp/filp/summary/what_is_filp/index.htm

政府最終消費支出

一般政府のサービス産出額(雇用者報酬や固定資本減耗、生産・輸入品に課される税など)から総固定資本形成額を差し引いた一般政府の自己消費分に、一般政府が家計に供給するため、市場生産者から購入するための支出を加えたもの。

意味がわからん。

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/reference1/h23/pdf/chap_7.pdf

中身の大半は、公務員の給料や社会保障関係のお金のこと

https://www.nippon-num.com/gdp/consumption-gov.html

貯蓄投資バランス(ISバランス)

国際収支の状況を考える際に用いる考え方。

ある一国について、

(家計貯蓄- 家計投資)+(企業貯蓄ー企業投資)+(政府貯蓄ー政府投資)ー(輸出ー輸入)=0

となる。すなわち、経常収支の大きさは、貯蓄と投資の差に等しい

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%AF%E8%93%84%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9

経常収支とは

貿易収支、サービス取引の収支(輸送、旅行、金融等)、所得収支(投資収益等)の合計。

https://www.mof.go.jp/international_policy/reference/balance_of_payments/term.htm

45度分析

財市場における需要と供給から経済を分析するもの。

財の価格がマイナスになる市場(中古品)

財の需要が低すぎて、価格がマイナス、つまり、売る側(供給者側)がお金を支払わないと、買い手が現れない市場のこと。ゴミなどが一例で、お金を支払わないと引き取ってもらえないような財。

http://www.pref.toyama.jp/sections/1015/ecm/back/2019feb/tokushu/index1.html

外部不経済

市場の外部に市場の取引によって生まれた不利益のことで、工場による空気汚染や旅客機の騒音などのこと。逆に市場外の第3者にポジティブな影響を与えることを外部経済という。

https://say-g.com/external-diseconomy-2122

技術的限界代替率(当産出量曲線)

一方の生産要素を1単位増加させたとき、同じ生産量を保つために、もう一方の生産要素を何単位減少させるべきかをしめしたもの。

等量曲線の傾きを表す。

費用逓減型と費用逓増型(総費用曲線)

固定費用が莫大な産業など、生産を増加するほど、平均費用(総費用を生産量で割った値)が減少する産業を費用低減型といい、逆に経年劣化や運用コストが増えていき、生産を増加するほど、平均費用も増大していく産業を費用逓増型という。

貿易創造効果

自由貿易協定による関税削減によって、締結国間の貿易は増加し、経済厚生は高まると考えられる効果のこと。逆に、締結国以外の第3国からの輸入は減少し、その効果を貿易転換効果と呼ぶ。

https://www.rieti.go.jp/users/tanaka-ayumu/serial/022.html

ナッシュ均衡

どのプレイヤーも自分だけではそれ以上利得が大きくできない状態。あるプレイヤーは、他のプレイヤーがどの戦略をとっても、自分の利得が最大のときの戦略を選ぶ。説明が難しい。

相手の戦略も考えて、損をしないように最善の戦略を選択すること。

https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11891.html