Uberの「空とぶクルマ = eVTOL」その実現性は?詳細仕様から考察①

Uber port

https://www.uber.com/jp/en/elevate/uberair/

空とぶクルマ=eVTOLとは

UberのHPにある詳細仕様を具体的に見ていきたいと思います。

 

そもそも、

「空とぶクルマ」= “eVTOL”(いーぶいとーる)

車が空を飛ぶ世界。わくわくしますねえ。

そんなわくわくする世界はこんな感じです。各社がコンセプトムービーを出しています。

Uber

www.youtube.com

Airbus

www.youtube.com

 

以下では、eVTOLとはなんぞやというものを解説しています。

空とぶクルマでeVTOLが最有力候補である理由を説明しています。

www.sukenojo.com

 

 

Uberの空とぶクルマ=eVTOL

eVTOL開発競争の中でも、実用化に一歩リードしているのは

Uber

シェアリングエコノミーの先駆者です。暇なドライバーや暇なチャリダー達を駆り出して、バイトさせるとか天才すぎます。

すでに普及している今では当たり前になっていますが、0からそれを生み出すことのすごさといったら、もう。Times Carのシステムも発明です。

なぜ今まで思いつかなったんだ、という。でも逆にこれだけ合理的なシステムだからこそ、割とすんなり多くの人に受け入れられたんだと思います。

 

話を戻して、UberUber Airというサービスを目論んでいます。

かっこよく言えば、「空のライドシェアリング」です。空飛ぶタクシーですね。

 

実際に機体を作っているメーカーは数多くいます。

以下の記事に日本や世界の開発競争をまとめました。この記事を見ていただけると、各社の”イケてるeVTOLを垣間見ることができます。

www.sukenojo.com

このような中で、Uberはサービスを提供するプラットフォームを整えようとしています。

具体的な例でいえば、ポートサービスです。

機体製造は他社に任せて、競争させて、その中から選ばれた機体をいいとこどりします。自分はUberXやUberEatsで培ってきた基盤を用いて、UberAirのサービスを牛耳るつもりです。

ずるいようですが、それぞれの企業に得意不得意があるので、合理的ではあると思います。つくづく、頭いいです。

そのUberがHP上で公開している機体の要求仕様が見ることができます。

最先端の開発要求を見ることで、なろうとしている「空とぶクルマの世界」を見てみましょう。

↓UberAirのHP

https://www.uber.com/jp/en/elevate/uberair/

車体詳細

記載のあるうち、いくつかを取り上げます。

VTOL

VTOL = Vertical Takeoff and Landing

つまり、垂直に離着陸できなければなりません。この時点で、HondaJetは残念ながら、対象外です。

安全性

空ならではの事故といえば、バードストライク。鳥とぶつかることです。

これを含めて深刻な損失があったときに、安全に垂直着陸できるもの、という指定があります。

 

その方法に指定がないところが重要です。これは現在の、空とぶクルマ= eVTOLの大きな課題の一つといえます。

 

騒音

空とぶクルマeVTOL用の騒音基準を作っているそうです。15dBオーダーより静かである必要があるとの記載があります。ちなみに既存のヘリコプターでは70dBや85dBのものがあります。同じプロペラを使う機体としては、かなり騒音の基準は厳しそうです。

エネルギー

機体全体が電気のバッテリーであること。ここでは、液体炭化水素燃料の使用が勧められています。

充電

Uberはパートナーと急速充電(最大600kW)の設備を開発しているようで、それに対応できるインターフェースが必要です。

3時間のスプリント枠の間に7分以内で充電できることが望ましい

(原文:Vehicles are expected to charge for less than 7 minutes during 3-hour sprint windows

と記載があります。

ペイロード(積載重量)

パイロットを含め、3~4人乗れるスペースと、荷物を含めた最大980lb(= 444kg)まで積載できること。

サイズ

都市部のポートを使うため、上から見た機体の占有面積(vehicle footprint)が50feet(=15㎡)を超えてはいけないこと、最大高さは20feet(=6m)を超えないこと。

タクシーでよく使われているクラウンで、8㎡なので、二台分くらいの大きさです。プロペラも含めてなので、それなりにコンパクトに作る必要があります。

パイロット

自動で運転できるようにアビオニクスやセンサーを搭載する必要があるようです。しかし、初めの1年はパイロットありで、データを集めるとの記載が。とても具体的で、現実味がありますねえ。

でも、そりゃそうです。訓練を受けないと運転できないような難しさではだめです。車のように簡単な教習所くらいは必要だと思いますが。

地上のタクシー

プロペラを回すことなく、地上を走れる必要があります。

90mの距離を、時速5km程度で走れるものを想定しているようです。

 

ミッション

ミッションは次の記事にて。

UberAirの空とぶクルマのミッション要求に応えられる機体は現れる? – 鯖の骨は美しい By輔之丞

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