結婚式や二次会でご祝儀(会費)をキャッシュレスで【pay系・クレカ・銀行振り込み】
こんな人におすすめ!
- ご祝儀をキャッシュレスにしたいけど、事前決済サービスは手数料を取られるからなあ、、、
- 若いゲストが多いから、キャッシュレスにしてゲストに負担をかけたくないなあ、、、
この記事では、結婚式のご祝儀をキャッシュレスにする具体的な方法をまとめました。ゲストに感謝を伝えるために招待しているのに、ゲストに無駄な負担をかけていては本末転倒です。このコロナ時代にはキャッシュレス決済には、感染リスクを抑えるというメリットもあります。
もちろんキャッシュレスに抵抗があるゲストの方もいらっしゃると思うので、完全にキャッシュレスにせずとも、キャッシュレスで支払える選択肢を作るのが最適だと私は思います。
そんなキャッシュレスご祝儀を取り入れようとしている人のために、各支払い方法を挙げ、具体的な方法をまとめてみました。
ご祝儀キャッシュレスの選択肢と私のおすすめ
身近なご祝儀キャッシュレスの選択肢として、
- クレジットカード決済
- pay系(QRコードコード決済)
- 銀行振込
があると思います。この記事の結論から言うと、
- 一番のおすすめ → pay系、銀行振込、またはその併用
- 多少の手数料を気にしない人 → クレジットカード決済
まずは各決済サービスの特徴と具体的な導入方法を簡単に述べていきます。
クレジットカード決済
メリット
大きなメリットは、今どきほぼ全員が持っている決済手段ということです。JCBの2019年度の調査によれば、実に日本人の85%がクレジットカードを持っているということです。
(参考:JCB https://www.global.jcb/ja/press/20200226105311.html)
pay系支払いの普及も広まっていますが、事業会社が乱立しているのが今の状況。保有率ではクレジットカードに遥かに敵いません。
また、事前決済が可能というメリットが挙げられます。新郎新婦は式前にお金を受け取ることができる。ゲストはクレジットカードを使って後払いにすることができる。という双方のメリットが存在します。
式場への支払いって基本的に前払いですよね?そんな多額が一括で必要になるときに、ローンせずに支払うことができるようになるのは大きなメリットだと思います。
デメリット
後述しますが、決済手数料を取られることが挙げられます。
クレジットカード支払いを受け取る側(通常で言えば、お店側)になることは一般の個人が担うことは簡単なことではありません。そうした時に、どうやってクレジットカード支払いを使うかと言うと、Biluceのようなサービスを使うこととなります。そのようなサービスでは基本的に4~5%の手数料を取られます。()内は手数料です。
- オンライン・ウェディング・カード OWC (4.8%)
- 楽々WEB招待状 (4%)
- Weddingday (4%)
- Biluce (5%)
これらはWEB招待状のサービスに付属する一つの機能となっております。(参考:ご祝儀事前決済サービス比較 – ミレニアル世代の結婚式)
このようなWEB招待状サービスを導入することでクレジットカード決済サービスを使うことができます。WEB招待状を作ること自体は無料なので、一度お試しでやってみてはいかがでしょうか?
その他のデメリットとしては、クレジットカードだとどうしても支払い感が出てしまうことでしょうか?これは人それぞれだと思いますが、私の場合、後述するpay系の「送金」とは異なり、支払い感が否めません。。。
pay系(QRコード決済)
メリット
送金機能を使えば、誰でも簡単にお金を送り、受け取ることができるというメリットがあります。前述したクレジットカードサービスを導入せずとも、簡単に無料で導入が可能です。QRコードを送る、LINEで友達になる、など各pay系事業者によって方法は違いますが、どれも簡単に使うことができる方法だと思います。
また、こちらは即時受け取りとなるので、結婚式への前払いにももちろん対応可能ですね。期限を設けて、それまでに送付してもらえば事前に受け取ることができます。
ポイントが貯まるのも小さいけれど大きいメリットです。ゲスト側としては、チャージするだけでポイントが貯まるサービスもあるし、新郎新婦側としては、もらったお金を使って街で支払いすればポイントが貯まります。
デメリット
大きなデメリットであり、唯一のデメリットでもあるかもしれない、受け取りが現金ではないということです。クレジットカードでも銀行振込でも現金で受け取ることができるため、そのまま式場へのお金を払うこともできますし、他の支払いに当てることも自由にできます。しかし、pay系であれば、そのpay系が使えるところでしか使えません。ましてや式場にpay系で払えるところは全国を探しても見つかるでしょうか?
ただ、これはサービスによって異なりますが、現金化する方法があります。日経XTRENDの記事によれば、利用率が20%を超えているのはpaypay、LINEpay、楽天pay、d払い、となっております。楽天payのみ出金機能は停止しておりますが、(2020年8月現在)その他のサービスは銀行口座への出金が可能となっております。
出金手数料や出金上限額などを比較した別記事にありますように、paypayのジャパンネット銀行への出金は手数料がかかりません。これであれば、完全に手数料無料で、ご祝儀を回収することができます。ジャパンネット銀行の開設も無料であるため、pay系を使うならこの方法を強くおすすめします。
ジャパンネット銀行の口座開設
銀行振込
メリット
最大のメリットは世の中のほぼ全員が銀行口座を持っているということです。銀行は違えど、銀行間振り込みなら可能で、さらには、誰しも一度は振り込みを経験したことがあるはずなので、ゲスト全員誰でもできるということです。ここは上述したキャッシュレス決済に勝る大きなポイントだと思います。
また、いくつか大手の銀行口座を用意しておけば、振り込み手数料無料で現金を手にすることもできます。新郎新婦もゲストもみんな嬉しいですね。
事前に期限を設けておけば、こちらも事前受け取りが可能です。
デメリット
デメリットとしては、振り込み手数料が発生する可能性があること、振り込み手数料の負担をどちらか選択できることだと思います。前述しましたが、誰しもが同じ銀行口座を持っているとは限りません。また、ネット銀行を使っている人は、ATM手数料や振り込み手数料を負担する可能性があるということです。
そして、その場合、振り込み手数料を、新郎新婦が負担するか、ゲストが負担するか選べるということが隠れたデメリットです。
つまり、ご祝儀を3万円を振り込む時の手数料が200円のとき、 ゲストは29800円払うのか(手数料込で3万円)、30200円払うのか(手数料抜きで3万円)という事態があり得るということです。事前に連絡して、そのような問題が起こるリスクを極力減らすことが大事になってきます。
手数料の面からpay系、銀行振込の併用がおすすめ
以上から、私は、pay系、銀行振込の併用がおすすめです。その理由は手数料です。例えば、ゲスト60人、それぞれからご祝儀3万円をいただけるとしましょう。現金であれば、180万円を受け取れます。その場合、
決済方法 | 手数料 |
クレジットカード (手数料4%のサービス) | 72,000円 |
paypay&ジャパンネット銀行 | 0円 |
LINE PAY (一回の出金上限100万円×2回) | 440円 |
銀行振込 (全員の振り込み手数料200円とした場合) | 12,000円 |
この表を見ると、クレジットカードの手数料が本当に高いのがはっきりと分かります。結婚式の契約の際、数万円を削ろうと努力した人も多いのではないでしょうか?変なところをケチるよりも、賢い選択でお金を節約していきましょう。
pay系だけでは、初めていない人もいないですし、さすがに不親切ではあるので、銀行振込とpay系を併用し、自分たちに最善の方法をゲストの皆さんに案内していくことが大切です。
ご祝儀のpay系と銀行振込を案内する方法
では、いざ導入するとなった時に、どうするのが最善なのか。問題点として、
LINEやメールで「送金してください~」とお願いするのは、結婚式のご祝儀としてさすがに味気ないし、強要しているように感じることです。
そんな時にできる選択肢としては、
- 紙の招待状で「キャッシュレスご祝儀」の旨をお伝えしたり、QRコードを貼ったりする
- 既存のWEB招待状サービス内に、リンクを貼ったり、送金先のQRコードを貼る
- オリジナルのWEB招待状、ウェディングページサービスを使う
があると思います。
紙の招待状に付け加えるのは簡単
既存の招待状の別にご祝儀のお願いの旨をお伝えする内容の文面を加えることができます。振込先口座情報を記す、LINEで友達の人にはLINEpay、paypayではアプリの「送る・受取る」から受け取り依頼のQRコードを表示することができます。これを印刷して同封するということも可能です。
paypayで結婚式のご祝儀を依頼する方法【画像つき】
式場のプランナーと相談しながら、マナー違反にならないように注意していきましょう。
既存のWEB招待状サービスに貼り付ける
WEB招待状サービス猫の招待状や楽々Wedding招待状などは、デザインがテンプレで決まっています。画像としてQRコードを貼り付けることも可能ですが、テンプレに当てはめることも簡単ではありません。
したがって、私は招待状を共有した時に同時に振込先情報やQRコードを共有するのが良いと思います。これらのWEB招待状サービスは基本的に、LINEだったり、メールだったりでURLを送ります。その時にまとめて送ります。その振り込んでもらう旨を招待状の中の文面に加えれば良いと思います。
これにより、WEB招待状の事前決済サービスを用いず、完全に無料で利用することができるし、事前決済サービスを使ったとしたら、支払い方法としてはクレカ、pay系、銀行振込の3点拍子と最強です。
オリジナルのWEB招待状サービスやウェディングページ作成サービスを利用する
これは、
のようなサービスを使うことです。これらのサービスは、ヒアリングを元にオリジナルのものを作っていくサービスです。
したがって、自分たちの作りたい構成で自分たちの作りたい内容を作ることができます。QRコードを載せることもできるし、銀行振込先をページ内に記すことも可能です。少々お値段はかかりますが、妥協なく作りたいものを作ることができます。
OriginalWeddingPageでは、結婚式専用のホームページ、通称「ウェディングページ」を作成するものです。海外では主流となっていますが、日本ではまだまだ普及していません。一味違った招待状としても、結婚式までの写真共有やブログ機能を付け自分たちだけの結婚式の情報発信サイトとしても利用することが可能です。ぜひ一度、覗いてみてください。
まとめ
いかがでしょうか?キャッシュレスご祝儀について、導入まで具体的なイメージもできたのではないでしょうか?ゲストに感謝を伝える式、自分たちの晴れ姿をゲストに見てほしい式、人それぞれの結婚式の目的を大切にしながら、最適な手法、選択肢を選んでいくことにしましょう。